小倉昭和館(北九州市小倉北区魚町4)で11月6日・7日、「北九州市民映画祭」が開かれる。
戸畑区出身の映画監督・タナダユキさんにスポットを当て、タナダさんの作品「タカダワタル的」や「俺たちに明日はないッス」などに加え、タナダさんが選ぶ「盲獣」「江分利満氏の優雅な生活」といった往年の名作など全6本を上演する。上映の合間には、タナダさんによるトークショーや、タナダさんを起用したプロデューサー・佐藤現さんとのシンポジウム開催も予定する。
タナダさんは今年、「英国映画協会」が選ぶ「21世紀の称賛に値する日本映画10本」の中に「月とチェリー」が選ばれ、深作欣二さんや押井守さん、三池崇史さんら巨匠と呼ばれる監督らと肩を並べた。映画祭では同作品も上演する。
映画祭実行委員長の吉武あゆみさんは「新進気鋭のタナダさん作品を一度に見られる数少ないチャンス。特に若い世代にタナダ作品の魅力を知ってほしい」と学割料金を充実させたという。
観覧料金は、前売り券=1,000円(学生700円)、当日券=1,200円(同1,000円)、11月7日フリーパス券=3,500円。上映作品やスケジュールはホームページで確認できる。