西南女学院大学(北九州市小倉北区井堀1)の学生らと北九州市観光課がコラボで作成した観光パンフレット「北九州を楽しむオトナ女子旅」が完成し、北九州市役所で5月27日、北橋健治北九州市長に向けた完成報告がなされた。
同大学観光文化学科の学生を中心としたサークル「WILL(ウィル)」が主体となり、小倉の中心市街地や旦過市場、門司港レトロ、若松や戸畑の海沿いの店や観光スポットなど約100カ所を取材した。「実際にまち歩きをして気づいたことや、人の温かさを紙面に反映させた」とリーダーの末吉春香さん。
北橋市長は「昨年開催した『東京ガールズコレクション』で初めてF1層(20歳~34歳を指すマーケティング用語)という言葉を知った。消費意欲のあるこの層が北九州への関心を示してくれることが街の活性化につながる。(自分が)知らない情報がたくさん掲載され、その層への強いPRツールになっているのでは」と言い、パンフレットの仕上がりに満足気だった。
末吉さんは「取材のアポイント取りなど、初めての経験で戸惑いもあったが、(取材を)進めていくうちに、店の方々からアドバイスをもらうなど温かさを感じた」という。旅行業界や航空業界などに多くの就職実績がある同大学。「(就職に向けて)経験値が上がった」とも。
体裁はB5サイズ、24ページ。2万部印刷し、市内観光施設や市外で行われる観光キャンペーンなどで配布している。