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八幡・皿倉山で「パラグライダーフェスタ」-工場群背景に40人がフライト

阿蘇などのフライトとは異なり都市が近いため、北九州らしい工場も見ることができる。

阿蘇などのフライトとは異なり都市が近いため、北九州らしい工場も見ることができる。

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 八幡の皿倉山(標高622メートル)山頂で10月1日、「皿倉パラグライダーフェスタ2011」が始まり、県内外から集まった選手がフライト技術を競っている。主催は北九州パラグライダー振興会。

北九州市内を一望する皿倉山からのフライト様子。

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 同大会は1995年に開催された「パラグライダー世界選手権大会」をきっかけに始まり、フライヤーの技術向上と、皿倉山でのフライトを山頂での観光客や市街地から訪れる市民にも楽しんでもらうことで、皿倉山のにぎわいづくりを行うのが目的。

 大会は決められた飛行時間通りに正確に飛行する「セットタイム」、長くフライトすることが要求される「長時間フライト」、フライト数が求められる「最多フライト」の3種目で競われる。フライト開始時間、本数に制限はなく何度でも挑戦できるため、参加者のペースでフライトできるのが特徴。

 熊本、山口、広島など県外からも参加者が集まり、フライト条件の良かった初日は約40人が参加。約30キロのパラグライダーを担ぐことができれば参加でき、体力もあまり要求しないスカイスポーツであるため、中には74歳の参加者も。山頂ではフライトの様子を撮影する観客も集った。

 期間中のフライト記録の総計で賞の受賞が決まるため、最多フライトを狙う参加者は長時間フライトせず、期間中多く参加する。長時間フライトを狙う参加者はおにぎりなどの食事をポケットに入れてフライトすることも。昨年の最長フライト時間は6時間。

 「雨や風向きなどの気象条件により中止となる日もあるので開催期間を9日間と多く設定している。都市部に近いので通いやすく、ケーブルカーで麓から5分程度で山頂に行けるのでとても便利」と同振興会の有持さん。「皿倉山に長く、多く滞在するフライトを必要とする内容になっているので、観客もパラグライダーを楽しむことができる」とも。

 開催期間は10月23日までの土曜・日曜・祝日。フライト予定時間は11時~17時。 

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