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小倉で「北九州市民映画祭」-韓国キム・ギヨン監督作品を特集

「昭和のテイスト」を色濃くイメージした告知のフライヤー。

「昭和のテイスト」を色濃くイメージした告知のフライヤー。

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 小倉・旦過の昭和館(北九州市小倉北区魚町4)で3月3日、「北九州市民映画祭」が開かれる。主催は「北九州しねま研究会」を中心とした実行委員会。

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 同映画祭は昨年に続き2回目。門司区出身・青山真治監督の「レイクサイドマーダーケース」(2005)や韓国キム・ギヨン監督の「下女」(1960)、「死んでもいい経験」(1988-1995)、「玄界灘は知っている」(1961)を上映する。

 キム・ギヨン監督作品は「人間のエゴイズムをグロテスクな描写」で表現されたものが多く、1960年代以降は、「下女」を代表作として特に女性の問題を独自のスタイルで描いた。「玄海灘は知っている」は第二次世界大戦中、日本軍に入隊させられた朝鮮人兵士の目で旧日本軍を見つめた作品。

 「今回は、九州ではこれまで特集して上映されたことがないキム・ギヨン監督作品を特集した。マーティン・スコセッシ監督も絶賛する『韓国映画会の怪物』と言われ、2008年のカンヌ映画祭で半世紀も前の作品が絶賛された」と実行委員の吉武あゆみさん。キム監督作品3本のほか、青山監督作品の中でも珍しい小説(原作「レイクサイド」東野圭吾)がベースの映画も上映する。

 当日は、エッセイストで女優の黒田福美さん、東京国際映画祭のディレクター石坂健治さんと青山監督とのトークショーも開催。監督らと交流できる懇親会も予定する。

 料金は、1作品=800円(当日1,000円)、フリーパス=3,000円、懇親会=3,000円(50人限定)。詳しくはホームページで確認できる。

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