小倉・魚町の「サンロード商店街」で12月19日火災が起き、民間インキュベート施設「メルカート三番街」(北九州市小倉北区魚町3)が被災した。現在、消防と警察で火元を特定している。
「火災発生直後」の写真。18日23時過ぎに「水玉食堂」店主・石川さんが消防に通報した
23時過ぎ、営業を終えようとした同施設内「水玉食堂」店主の石川夕佳さんが、隣接するビルとの間で火が出ているのを発見し、消防に通報した。「火の手はあっという間に燃え広がり、『雀荘RON』が全焼。その後『水玉食堂』にも燃え移った」という。消防によると「2時30分ごろ鎮火」した。
石川さんは「屋根が焼け落ちているので、営業のめどは立たない」と悲嘆に暮れている。同施設は2010年、公募によって選ばれたクリエーターやカフェ店主らの起業家10人(社)が入居し開業した。消防水の侵入やすすによって、小倉経済新聞編集室を含む他のテナントも営業できない状態にある。「みんなで協力し合い、営業再開へ向けて頑張りたい」と同施設自治会長の田村晟一朗さん。