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北九州で省エネ施策「まちなか暖らん」始動-にぎわいづくり効果も

PRに積極的な中華そば「藤王」店主、井手瀬さん

PRに積極的な中華そば「藤王」店主、井手瀬さん

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 北九州市が提唱する省エネ施策「まちなか暖らん」が12月3日に始まった。その経済効果や節電効果などに、地元店舗からは「周知が足りない」などの意見が出ている。

告知のフライヤー

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 「まちなか暖らん」は、冬の電力使用量のピークが夕方に集中し、その45%は家庭で消費されるという統計結果を元に、まちなかの商店街など温かい所で過ごし、家庭の省エネ・節電を図るとともに、商店街などのにぎわいづくりを目的として、この夏同様に実施された「まち中避暑地」に続いて企画された。

 利用者は17時~20時の時間帯、配布中の「まちなか暖らんカード」を参加店舗や施設で提示すれば、割引サービスや飲食メニューのトッピング追加など、企画に合わせた特典が得られる。

 12月1日の開始時には55店舗が参加、現在では「約30店舗が増え、経済効果を期待しているが、市民へのこの制度のPRが足りていない。今後、職員らが新店舗が掲載されたチラシを配布するなどして周知を図りたい」と市環境局環境未来都市推進室の大庭繁樹係長。

 参加店のラーメン店「中華そば 藤王」(魚町2)では、「焼き餃子3個」を提供する。店主の井出瀬さんは「もともとこの時間帯の来店が少ない店なので、この制度はありがたい。便乗して店のPRも図りたい」と期待を込める。

 「まちなか暖らんカード」はポスターが掲示された参加店舗や公共施設で手に入る。開催期間は3月31日まで。参加店や特典の詳細はホームページで確認できる。

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