民間インキュベート施設「メルカート三番街」(北九州市小倉北区魚町3)1階に6月1日、照明設計事務所「デコルーチェ」(同、TEL 093-967-9010)が「光のショールーム」をオープンした。
代表でライティングプランナーの藤井幹子さんは、大学卒業後システムエンジニアとして働いていたが、たまたま見た世界的照明デザイナー石井幹子さんのドキュメンタリー番組で照明の仕事が気になり始めた。その後、照明コンサルタントの資格を取得し福岡市内の照明設計事務所に入社。約3年半の修行経験を積み、公共インキュベート施設「北九州テレワークセンター」(小倉北区、運営は北九州産業学術推進機構)のスタートアップデスクを経て起業した。
主な業務は、店舗新装や住宅リフォーム時の照明器具の選択や配置など。「既存の建物でも、照明を使った季節ごとのアクセントを加えて、新鮮な空間づくりができる」と藤井さん。
ショールームの面積は約3坪。「まるで茶室のような小さなショールームだが、茶道でも使われる『しつらえ』という言葉を大事にし、照明器具を使った四季折々のもてなしの空間づくりの提案をしていきたい」とも。
ショールームの営業日・営業時間は不定。来店前に電話連絡が必要。