ネットを中心に全国的に「戦国時代?」や「ど派手」と有名になった北九州市の成人式が1月11日、北九州メディアドームで行われた。
今年度、北九州市の新成人は約9900人で、市青少年課によると「その約8割程度が出席する」という成人式。約10年前に貸衣装店「みやび」(宇佐町1)で金銀の羽織袴を借りだした男性2人をきっかけに、その後輩らが続々と同店を訪れるようになった。ほとんどが中学校の校区単位のグループで、10人~20人で「かぶき者」風のきらびやかな羽織袴をそろえる。校区名を染め抜いたのぼりや旗を持参するのも特徴。
大胆に肩を出した花魁風の振り袖の女性も目立つ。参加者のひとりで戸畑区在住の女性は「衣装やヘアメークに30万円弱かかった。数年前から成人式はこのスタイルと決めていた」と話す。
大半が、式典が始まる時間になっても会場内には入らず、芝生広場で久しぶりに再会する同級生らと話に花が咲いていた。