NPO法人「スローラボ」(福岡県行橋市中央3、TEL 093―28-8866)が運営する物産セレクト店「京築(けいちく)里山商会」(同)が1月28日、地域の農産加工品や生産者、レシピなどを編集した冊子「里山ごはん」を発行した。
同法人では、周辺地域の生産・加工企業35社の商品178アイテムを「京築セレクト」としてブランディングを進め、販路拡大を進めている。代表の吹上紘子さんは「道の駅などで販売されている商品は利益率が低く、生産者に十分な還元ができない。利益を出す事業として再構築する必要があるため、デザインやマーケティングを見直した」と話す。
1月27日には、地元のしょうゆ醸造元と果実農家から、それぞれしょうゆ4品、ジャム5品を選び、統一感のあるデザインでシリーズ化。都内を始め国内各地で『京築』のブランドを浸透させるには、商品の背景にある生産者の思いやこだわり、活動内容を伝えなくてはとの思いから、冊子にまとめたという。
仕様はA5判、48ページ。発行部数は5000部。店頭などで無料配布している。