小倉・平和通りに5月1日、「鉄板焼きバール ピアチェーレ」(北九州市小倉北区魚町2)がオープンした。
スポーツバーだった店舗物件を改修し、「カーボンヒーター」による大型鉄板を導入した。店舗面積は23坪、カウンター8席を含む席数は36席。イタリアンや鉄板焼き店で修業した生駒大輔さんが、毎日旦過市場で仕入れる魚介や肉、野菜のタパス(小皿)料理を提供する。カーボンヒーターは「鉄板表面は熱いが店内の室温を上げず、ガス式と違ってお客さまが快適に過ごせる」という。
「店名のピアチェーレはイタリア語で『初めまして』の意味だが、音楽用語では『自由に演奏する』という意味もあり、お客さまの要望に合わせて即興(アドリブ)で料理する」と生駒さん。「鉄板焼きと聞くと高級なイメージを持たれるが、1皿300円程度からリーズナブルな料金で」提供し、ワイン好きの客の要望に応えるよう、ソムリエに依頼してワインリストを作成したり、希少な地酒を取りそろえたりと、近隣に多数あるバル業態の他店との差別化を図っている。
メニューは、その日仕入れる食材によって決まり、1皿300円~3,000円程度(中心価格帯は500円~800円)。客単価は3,500円~4,000円を想定する。
北九州市内では随一の繁華街、平和通りに面したビルの2階で、「人通りは非常に多いが目立ちにくい場所。セミナーなどのイベントも仕掛けてPRに努めたい」と意気込みを見せる。
営業時間は17時~翌3時。日曜定休。