魚町の「サンロード商店街」(北九州市小倉北区魚町3)で5月1日から、期間限定で「鳥町夜市」が始まった。運営は同町内会の青年部が中心になって組織した「鳥町まちづくり会議推進協議会」。
北九州市が提唱する「公共空間リソース利活用」の一環で、路上を事業者に開放。にぎわいづくりを目的にしたもので、市の担当課や福岡県警の関係部署と調整の末実現した。例年になく雨の多い5月だが、来店者は傘を差しながら食事を楽しむなど、路上の開放感を楽しんでいる。
現在、「KCB342」(同)店主の青柳武士さんが、ビールやワイン、カクテル(以上500円)などのアルコール類とタパス(スペイン風小皿料理、300円~)などを提供。「クッチーナ・ディ・トリヨン」(同)のシェフ・板井伸吾さんは、「グリルチキンとローストポーク」(600円)や「肉3種盛り」(牛赤身・ローストポーク・鶏ハム、800円)などを用意する。来店客は、商店街内の他飲食店の品を注文できるほか、各店のトイレを使用できる。
服飾や雑貨などのジャンルで物販の出店者募集もしており、協議会事務局の嶋田秀範さんは「これまでこの通りを歩かなかった、幅広い客層を捉えたい」と意気込む。今後、朝市や昼市も計画している。
営業時間は17時~21時ころ。5月31日まで。