小倉の商品企画会社「YKストアーズ」(北九州市小倉北区浅野2)が8月23日、アイスクリーム・トッピング用フレーク「ちょびぬか」の販売を始めた。
「旦過市場」(魚町4)にある「ぬかみそ炊き」専門店「ふじた」とコラボ開発した同商品。
独特の酸味が特徴の「ぬかみそ炊き」は、イワシやサバなどの青魚をしょうゆやみりん、砂糖で甘辛く煮詰め、ぬかみそを加えた小倉の郷土料理。「旦過市場」には専門店もあり、市民に広く愛されている。「じんだ煮」とも呼ばれる。
YKストアーズ社長の吉田一直さんによると、アイスクリームをより楽しく、よりおいしくしようと、「ふじた」社長の藤田浩三さんに声を掛け、同社の主力商品「イワシのぬかみそ炊き」をフレーク状にほぐした物に「シナモン」の風味を加えたという。
吉田さんによると、ぬかみそ炊きは、丹念に下処理したイワシを使い、保存料などを一切使わないミネラル分の多い「ぬか床」を7時間じっくり煮込んだ物といい、「独特のコクがアイスクリームと合わせると新鮮な味になった」という。「バニラとは全く合わないので、チョコや抹茶味で試してほしい」とも。
価格は50グラム入り=1,080円。