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小倉の社会福祉士が副業で「人生BOOK」 生きざま振り返るアルバム作り

社会福祉士として活動する傍ら、「人生BOOK」事業を始めた勅使河原さん

社会福祉士として活動する傍ら、「人生BOOK」事業を始めた勅使河原さん

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 小倉在住の社会福祉士・勅使河原航(てしがはらわたる)さんが、思い出アルバム作りサービス「人生BOOK」を始めて3カ月が過ぎた。

 勅使河原さんは社会福祉士として高齢者の介護サービス相談などに応じる傍ら、相談者が持ち寄るアルバムの写真整理をしながらインタビューし、当時の思い出や時代背景などを1冊の本にまとめる同サービスを行っている。勅使河原さんによると「写真に特化した『生前整理』や『遺品整理』のサービス」という。

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 きっかけは一昨年、祖母のがんが判明したこと。「祖母や母らの写真を整理してパソコンに取り込み、病床で思い出話とともに話し込んだ」といい、そのとき語られたエピソードをまとめたフォトブックをプレゼントし、同サービスを思い付いたという。

 「昨年1月、惜しくも祖母は亡くなったが、葬儀の時に親戚や参列者が涙や笑顔とともにいとおしそうに『人生BOOK』を見てくれた。親戚のおじいさんが大事そうに抱えて持って帰ってくれたことが強く印象に残った」と勅使河原さん。「誰でも語るべき人生がある」と思い、10月ころから事業を始めた。

 「高名な人は自叙伝などを残すことがあるが、一般的に自らを振り返る本を作るのは気恥ずかしいと考えがち。近親者ではない第三者(自分)がインタビューすることで照れや気負いのない家族への感謝の声が聞け、周囲からも喜ばれる」と話す。

 3カ月が過ぎ、利用客から「自分の先祖を孫たちに知らせたかった」「遠方に住む両親にプレゼントした。帰省した時に一緒に見て涙が止まらなかった」などと感想が寄せられたという。

 製作費は3万円(14ページ)~。