小倉駅前に2月1日、カフェやギャラリー、3Dプリンターなどを備えるラボを擁する複合ビル「ハコノキ」(北九州市小倉北区京町3)がオープンした。運営は、主にプロダクトデザインの試作を請け負う「タノシー」(同)。
社長の武内啓さんは「以前から、色んな人が集まって相談を持ち込んでもらえるような環境の会社にしたかった」と言い、カフェを併設した会社像を描いていた。間口の狭い5階建てのビルを見つけたことで、「小さな箱が縦に積み重なり、それぞれの箱の中で色んな人が色んな営みができる」とイメージし、浅野から移転・開業にこぎ着けた。
主なメニューは、オーガニックコーヒー(400円)、カフェラテ(500円)、「さるはみ甘酒」(300円)、「八穀甘酒」(350円)、「門司港地ビール」(800円)、日本酒(約30種500円~)、果実酒(400円~)、おつまみ(200円~)など。ギャラリーの利用は半日(5,000円)、または1日(1万円~)単位で受け付ける。
カフェの席数は12席、店長の福田桃子さんは「ゆっくり育つ植物のように、会社もゆっくり育てたい。集まる人々にとってここがシンボルツリーになれば」と期待を込める。
営業時間は、14時~17時、18時~22時。