八幡駅前のダイニングバー「ブルーオーシャン」(北九州市八幡東区西本町2)が移転オープンして1カ月が過ぎた。
向かいのビルからの移転で、店舗面積は約3倍となる約25坪、席数は27席。同店は「それまではサラリーマンで、飲食業の経験はまったくなかった」という店主の濱中篤史さんが2009年に開き、調理の研究や市場での仕入れ先開拓などに注力してきた。
「チェーン店ではできない個人商店としての『仕組み作り』や『手作りへのこだわり』に重点を置いている。業者による出来合いのものは仕入れず、全て自ら手作りする」という濱中さん。毎日、近隣の市場に赴き「市場の目利きを信頼しながら、お客さまに提供するイメージを組み立てて食材を仕入れる」とも。
八幡駅周辺はサラリーマンを中心としたランチニーズが多く、同店でも夜の営業に加えてランチ営業をスタートしたが「北九州の食材の良さを味わっていただくためには、スピーディーなランチ提供は向かない。少しぜいたくなメニューでゆっくりと味わってほしい」と、コースランチに切り替えた。
主なランチコースは1,800円(日替わりの前菜7種、スープ、パスタまたはピザ、デザート、ドリンク)と、2,500円(肉または魚のメイン料理が加わる)の2種で、パスタやピザなどのアラカルトメニューも用意する。
営業時間は11時30分~14時30分、18時~24時。日曜定休で、当面は第1・第3火曜のランチ営業も休み。