「スターフライヤー」(北九州市小倉南区空港北町)は7月9日、同社の11機目の新機材「JA25MC」を公開した。
エアバス社A320を同社用にカスタマイズしたモデルで、「スペースフレックス」と呼ばれる技術を使い、圧力隔壁とギャレーの間の使われていなかった空間を広げ、シートピッチを1インチ(2.54センチメートル)広げた。従前の機材では非常口周辺の客席はリクライニングできなかったが、客席間を広げたことで全席リクライニングが可能になった。
ほかに、各席のモニターやコートフック、USBポート、コンセント(AC100ボルト)などのデザインを一新した。USBポートは従来の0.5アンペアから2.0アンペアに拡大し、「より充電しやすくなった」(広報担当者)。
今秋、台北便が就航することに向けた導入で、同社がこれまで提供していなかった機内食を温めるためのオーブンの装備や、通路やトイレの床をダークな色調に抑え、同社のCIにより近づけた。明るめのグレーだった壁は少し明るい白となり、和紙調の模様を施すことで「日本の航空会社らしい雰囲気」となっている。納入に至るまでのエアバス社との協議は、「2年以上費やした」とも。
社長の松石禎己さんは「今後、更にアジア近隣諸国に向けた国際線の拡充を睨んでいる。導入予定の『JA26MC』『JA27MC』も同様のデザイン・装備とし、お客さまに快適な飛行時間を提供したい」と期待を込める。
同機は、台北便就航前に夏季の臨時便やチャーター便にも利用される予定。