北九州高専出身でお笑い芸人の「森本ちゃん」が、相方の「あかみねとんぼ」さんとコンビを組んだ「どんぴしゃ」を解消し、11月から「いっちゃく先生」として再スタートした。
高専卒業後、メーカー勤務を経てお笑いの世界に身を転じ福岡よしもとに所属。しばらくは「ピン芸人」として活動した後、2003年に相方のあかみねさんとコンビ「どんぴしゃ」を結成。一時は東京にも進出し、とんねるず「みなさんのおかげでした~細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」などに出演した。
その後、再度活動の拠点を福岡に移し、ローカルタレントとしてリポーターやお笑いライブなどを行ってきた。「ソフトバンク・ホークス」王貞治監督(現会長)の物まねでも知られている。近年は、妻とのリレーブログ「笑って笑って三人四脚」上で繰り広げられる「売れない芸人」の苦労話や、難聴を患う長男との触れ合いが読者の感動と涙を呼んでいる。
今年10月、あかみねさんがよしもとを退社したことからコンビを解消し、11月から「ピン芸人」として活動することになった。活動のフィールドを、もともと造詣(ぞうけい)の深かった「ボートレース」などの公営ギャンブルに移し、芸名も新たに「いっちゃく先生」に改名した。
いっちゃく先生は「コンビで過ごした15年間に培ったものを大切に、ひとりだからこそできるものに注力していく。イベントのMCや予想会、リポートなどの仕事を積極的にこなしていきたい」と抱負を話す。