黒崎のカレー専門店「天神屋台 カリー本家 瑠璃(るり)」が1月8日から、週3日限定のランチ営業を始めた。経営は「新九共同」(戸畑区中原西)。
昨年夏まで福岡市天神地区で営業してきた屋台を、約10坪(席数10席)の店内に押し込んだ内装が特徴で、「予約のみの居酒屋」として夜営業をしてきた同店。将来飲食店として起業したい人向けにチャレンジショップとして、貸し出してきたこともあり、同社でカレーパン販売などを手掛ける遠藤直子さんが、社長の浜田龍之介さんに「独立採算で」と交渉しランチ営業にこぎ着けた。
主なメニューは、「牛骨ベースに牛肉のミンチを溶かし込んだ」という「龍之介カレー」(600円)のほか、「わらじサイズの肉厚トンカツカレー」や「天神モツカレー」(以上850円)、「焼き肉ぶっかけカレー」(800円)、馬島(うましま)特産の海藻「あかもく」を混ぜ込んだ「あかもくカレー」(750円)など。週替わりでプリンやシフォンケーキなどをセットする「デザート」(ドリンク付き、600円)も用意する。
隣接するアーケードは、夜ともなると多くの飲食店から酔客の声が漏れるにぎやかな通りだが、昼間は人通りの少ない「シャッター商店街」となっている。遠藤さんは、店頭に大きく営業日を告知するなどして、飛び込み客獲得の工夫をしている。開店から2週間が過ぎ「次第に店の存在が認知されてきている」と話す。
営業時間は11時~14時。金曜~月曜定休。