ラーメン専門店「やまごや」が3月1日、小倉・紺屋町にオープンした。経営は、「筑豊ラーメン 山小屋」チェーンを運営する「ワイエスフード」(田川郡香春町)。
夜の飲食店が立ち並ぶ繁華街の入り口に位置する同店。替え玉付きでワンコイン500円という低価格のラーメンが特徴で、「昼食のラーメンから、ランチのタイミングを逃したお客さま、夜の飲み会の締めまで幅広いニーズをくみ取る」(同社の新規事業部・中村行男さん)。小型店で、店舗面積は約6坪、席数はカウンター10席。
「開業に伴うイニシャルコストやランニングコストを切り詰めることで低料金を実現した」といい、同チェーンでは通常600円程度で提供しているラーメンをコストダウンしたほか、甘辛いタレと洋こしょうでスパイシーに仕上げたという「手羽先」(3本360円)や「ギョーザ」(5個300円)の3種にメニューを絞り、出店の効率化も図った。
「筑豊ラーメン 山小屋」は、トラック運転手だった先代社長の緒方正年さんが、ラーメン好きが高じて1969(昭和44)年、田川郡の幹線道路沿いに「ラーメンセンター」を創業。来店客から簡素な内外装が「山小屋みたい」と呼ばれたことから名付けられ、約50年を経て、国内103店・海外49店のラーメンチェーンに拡大した。2005年、JASDAQ証券取引所への上場も果たした。
中村さんは「今後、繁華街中心に多店舗化を進め、ゆくゆくはフランチャイズとして広めていきたい」と期待を込める。
営業時間は11時~翌4時。