北九州市内の中学生が主演する短編ムービー「3日間クラブ」の撮影が、来年の完成を目指して進められている。
市教育委員会が今年策定した「第2期北九州市子どもの未来をひらく教育プラン」をPRするためのもので、市中学校文化連盟「演劇部合同発表会」で最優秀賞を受賞した則松中学校(北九州市八幡西区則松3)の演劇部員2年生6人が主演する。
詰め襟やセーラー服に代わって、来年度から導入される「北九州市立中学校共通標準服」のブレザー姿で演技していることも特徴となっている。
「制作にあたっては、中学生目線に立った内容とし、コミカルなシーンも交えながら、中学生の成長を描き、見るものの興味・共感を得る内容にすることを心掛けた。脚本は同市職員でシナリオライターである鵜飼秋子さん。企画・監督は市内映像プロダクションCOLTの碇義彦さんが務めた。現在、予告編を市ホームページにて公開中。グローバル時代に対応し、全編英語字幕付」(報道資料原文ママ)という。
新教育プランでは、「自立し思いやりのある子ども」「新たな価値創造に挑戦する子ども」「本市に誇りをもつ子ども」を目指す子どもの姿として掲げている。「学校・教職員と教育委員会が互いにコミュニケーションを図り、目標を共有し一体となって取り組みを進める」と宣言しており、「時代を切り拓く力の育成」や「働きがいのある学校づくり」などに取り組む。
ムービーは来年1月完成し、小倉昭和館(小倉北区魚町4)で2月1日、市長や教育長を交えた「タウンミーティング」の場で公開予定。