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北九州黒崎で「まちなか大学」開校-「人とまちとコトの交流で化学反応を」

「黒崎まちなか大学」開校式、やや緊張した面持ちの寺下さん。

「黒崎まちなか大学」開校式、やや緊張した面持ちの寺下さん。

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 黒崎CAMS商店街の「きさろく館」(北九州市八幡西区黒崎)で15日、黒崎の人的交流やまちにぎわいづくりを目的とした「黒崎まちなか大学」開校式が行われ、約40人が参加した。

「黒崎には、まだまだ評価すべき産業遺産がたくさんある」と市原さん。

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 同大学は、「黒崎ヒト×マチ×コト交流事業」の一環として、11月14日までの期間限定で開校され、まちや店、そこに住む人々の魅力を再発見する講座やイベントを行う。

 黒崎は八幡製鉄の企業城下町として栄え、開放感のあるアーケードを設置するなど、北九州市内でも先駆的な取り組みに数多く取り組んできた商店街だが、周辺住民の高齢化などで近年はシャッターの閉じた店舗も目立つ。事務局代表の寺下良真(りょうま)さんは「コミュニティー同士の出会いで化学反応を起こし、黒崎のまちをより良くしたい」と話す。

 同時開催された1回目の講座は「なんで黒崎ってこんなに面白いのだろう?」をテーマに、まち歩きニストの市原猛志さんが講演。戦後の区画整理事業で放射線状に再開発された黒崎駅前の変遷などを紹介しながら、「普段見慣れた景色でも、多くの歴史が隠された面白いものがある。ものの見方を変えて黒崎のまちを楽しんでほしい」と話した。

 今後、「食べる」講座=10月22日14時~、「暮らす」講座=同29日14時~、「遊ぶ」講座=11時30分~の3講座を予定する。問い合わせは黒崎まちなか大学事務局(TEL 093-621-8900)まで。

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