門司港のエスニックレストラン「プリンセスピピ」(北九州市門司区西海岸1、TEL 093-321-0303)が現在、調理済みの冷凍カレーセットを販売している。
(左上から時計回りに)「漆黒のくろがね焼きカレー」「地元野菜たっぷり、野菜ソムリエカレー」「燃える溶鉱炉焼きカレー」「北九州名物めんたい焼きカレー」
官営八幡製鉄所関連施設が「明治日本の産業革命遺産」としての世界文化遺産に登録され5周年を記念したもので、製鉄にちなんだ「漆黒のくろがね焼きカレー」「燃える溶鉱炉焼きカレー」や、「北九州名物めんたい焼きカレー」、「地元野菜たっぷり、野菜ソムリエカレー」の4種をセットにした。店主の岡嵜孝和さんによると「電子レンジで7分程度加熱するだけ」で食べることができる。
観光客が激減した門司港にあって、感染症対策を施しながら、テークアウト商品を並べるなどし「ほそぼそながら営業を続けてきた。SNSを通じて窮状を伝えたことで、遠く北海道のファンからも大量の注文が来て勇気づけられた」と岡嵜さん。
4種の焼きカレーは7月から販売を始め、当初予定していた100セットはたちまち売り切れたが、急きょ、材料を追加注文してさらに100セット限定で提供にこぎ着けた。
岡嵜さんは「2015(平成27)年の、世界遺産に登録されたときは市民も観光客も盛り上がった。当時を思い出し、5周年を迎えられたことを喜び、全国の皆さんに『北九州は元気です』というメッセージを伝えたい」と意気込む。
価格は4,980円(冷凍便送料込み、北海道・沖縄除く)。