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小倉の天津甘ぐり専門店「甘栗太郎」、創業60年で初のスイーツ開発

甘栗太郎社長の小川さん。

甘栗太郎社長の小川さん。

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 小倉の天津甘ぐり専門店「甘栗太郎」が創業60年来初のスイーツ「プリンセス・クリン」の販売を始め、話題を集めている。毎日100個程度を限定製造し、本店(北九州市小倉北区竪町2)のほか井筒屋本店、井筒屋黒崎店、コレットで販売。「ほぼ毎日完売している」という。

毎日夕方には「完売」の札が掲げられる。

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 同商品は、甘ぐり2個分を練り込んだ生地に、刻んだ甘ぐりを混ぜ、コーヒーとブランデーのジュレを載せたもの。クリの風味が強く、「どこか懐かしく、でもどこか新しい」スイーツだという。1個315円。

 同店を運営する九州甘栗社長の小川さんは、創業者である祖父の意思を継ぎ、企画開発を行い、新しいスイーツ作りに着手した。開発は、知人を通じて紹介された料理店「アトリエ懐石 TOBIUME」(八幡西区)のシェフ・田代さんと共に行い、現在のレシピになるまで17回の試作品作りを重ねて、「友人知人に試食をしてもらって」完成にこぎ着けた。

 「プリンセス・クリン」の商品名は、開発中にたまたま訪れていたテレビ番組のリポーターが試食してつけたもの。「このネーミングに似合うよう、キラキラした雰囲気も出したいということから、何度も試行錯誤を重ねて、コーヒーとブランデーのジュレを使うことにした」と小川さん。「確実に入手するには、本店で2日前までに予約いただくかネット販売を利用してほしい」とも。

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