大正から昭和時代の小倉のまち中の写真を展示するイベント「小倉今昔写真展」が3月5日、小倉駅前の繁華街各所で始まった。主催は、商店主や大学関係者らで組織する「We Love小倉」実行委員会。
北九州市庁舎の新築工事が始まる前、1970(昭和45)年ころまで、小倉城のそばにあったジェットコースター(西村忠さん提供)
「毎日新聞西部本社」(紺屋町)やアマチュアカメラマンの曵野利(ひきのとし)さんのほか、広く市民から寄せられた約900点の写真を、学習塾「毘沙門塾」(片野1)塾長の西村忠さんが修復・印刷。「魚町銀天街」掲示板(北九州市小倉北区魚町3)や「京町銀天街文学サロン」(京町1)に掲示している。
会場はほかに、「小倉井筒屋市民ギャラリー」(船場町)、「リバーウォーク北九州」(室町1)、「チャチャタウン小倉」(砂津1)、「小倉駅JAM広場」(浅野1)、「北九州市役所」1階市政情報コーナー(城内1)、モノレール「平和通駅」(魚町2)、「旦過駅」(魚町4)、「カクシンはきもの店」(京町1)で、合わせて10カ所。
各会場と展示写真は関連付けられ、「小倉井筒屋」にはかつての紫川や旧電車通りのにぎわいの写真などを、かつて西鉄電車の操車場だった「チャチャタウン小倉」には西鉄路面電車ラストランの模様などを展示している。
「写真を通じてかつてのにぎわいや情熱を感じることで、未来のまちづくりに生かせるのではないか」と実行委員長の辻利之さん。
今月28日まで。