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門司港の「九州鉄道記念館」10周年-展示車両入れ替え「ブルートレイン客室」も

「貴公子」と呼ばれる新幹線「みずほ」の原型の機関車「C591」と佐藤館長

「貴公子」と呼ばれる新幹線「みずほ」の原型の機関車「C591」と佐藤館長

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 門司港の「九州鉄道記念館」(北九州市門司区清滝2、TEL 093-322-1006)が8月、開館10周年を迎え、展示車両の入れ替えを含む施設リニューアルを行った。

ブルートレインの客車には時折行列もできる

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 「交流と直流が切り替わる門司港や九州ならではの車両にこだわった」(佐藤正昭館長)といい、運転室(485系、ED76、EF30)、ブルートレインの客車(14系客車 スハネフ14-11)を新たに展示に加えた。以前から展示する「月光」の名で知られる世界初の寝台設備を持つ動力車(クハネ581-8)や、新幹線「みずほ」の原型で貴公子と呼ばれた機関車(C591)などと合わせて、「展示車両が特に人気。夏休みに入り毎日1000人程度の来館者がある」と佐藤正昭館長。

 同館は、「九州鉄道」旧本社として使われていた建物をJR九州が整備して2003年開館。かつて走行していた車両や現役の車両などに実際に触れ合えることや、「鉄道部品」や「鉄道写真展」など細部にこだわったマニア受けする企画、運転シミュレーターなどのファミリー向けの施設などが、幅広い客層に人気となっている。本年度来館者数18万6000人を目標に掲げる。

 「最近は鉄道ファンの裾野が広がって、女性だけのグループも来館する。今後も、ファンの琴線に触れるイベントや企画を提案して行きたい」と佐藤さん。

 今月10日・11日には、10周年を記念したイベント「鉄道の祭典」も行い、「鉄道模型セミナー」や、普段は非公開の機関車「C591」の運転台公開、鉄道アイドルの豊岡真澄さんや斉藤雪乃さんらによるトークショーも予定する。詳細はホームページで確認できる。

 開館時間は9時~17時(入館は16時30分まで)。入館料は、大人=300円、中学生以下=150円。

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