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小倉のバーで大学生コラボ「かき氷」-売り上げで米国横断旅行目標に

「アメリカ横断旅行」を目標に掲げる山本さん

「アメリカ横断旅行」を目標に掲げる山本さん

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 小倉南区のバー「エピデミック」(北九州市小倉南区富士見2、TEL 093-922-2269)は7月から、大学生グループとコラボで「かき氷」を販売、売り上げ目標に掲げた「アメリカ横断旅行」に向け奮闘している。

夜はバーとして営業する「エピデミック」

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 店舗面積は約10坪、席数は10席。店主の石田真樹夫さんが10年前に開業し、近隣のサラリーマンや北九州市立大学の学生らが常連客として定着してきた。石田さんは、自身が経験した起業への思いや夢などを学生らに話すうちに、客として来店していた北九州市立大学4年の山本さんと逸見(へんみ)さんが共鳴し、かき氷販売を思いついた。

 石田さんは「もともとバーとして氷を扱っていたことや、カクテルで使うシロップなど、応用の利く素材がそろっていた」といい、イチゴやマンゴーなどのフルーツソースは自らレシピを考え「近所のファミレスで、素のかき氷をオーダーして試食を重ねた」という。

 開店当初は、店舗前の幹線道路に掲げた「ドライブスルーかき氷」の看板が話題を呼び、「目標の『3人でアメリカ横断に行ける金額』は、意外と簡単にクリアできる」と思ったが、「無情にも、今月から店舗前で急に始まった道路工事で客足が遠のいている状態」とこぼす。

 3人は「近所のお祭りへの参加や、通行人への無料配布」など、手近な販売促進策を重ねるが、どれも「有効な打開策になっていない」と話す。「アメリカ旅行は無理かもしれないが、せめて別府温泉くらいには」と、目標は急降下している状態。「近所の女子高生がリピーターとして通ってくれている。希望がなくなったわけではない」とかすかな光明に夢を託している。

 人気メニューは、煮込んだジャム状のイチゴソースを加えた「イチゴ」や「マンゴー」(以上600円)といい、ほかに「みぞれ」「れんにゅう」(以上400円)、「キャラメルクリーム」(700円)など。トッピングに「白玉」「あんこ」(以上100円)もそろえた。

 営業時間は11時~18時、20時~翌2時(バー)。9月30日まで。

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