NPO法人「北九州タウンツーリズム」(北九州市小倉北区魚町3)は10月5日・6日、「第3回 日本まちあるきフォーラムin北九州」を開催する。
市制50周年を記念して開くもので、2011年に長崎市で始まった全国的なイベントを同NPOが誘致した。全国で「着地型観光」を進める団体や市民が集まり、基調講演「シビックプライド」(10月5日、北九州国際会議場)や、劇団やアーティストらとまちの魅力を探る「分科会」(同、市内各所)、八幡のアートや小倉の路地裏などを観光する「まちあるき」(6日)などを行う。前夜(4日)には工場夜景などを巡るツアーも。
着地型観光とは、地元住民や団体が地域の観光資源を生かして企画するツアーのことで、「長崎さるく」に代表される地域活性化の新手法として、各地の行政や団体などがその概念を取り入れている。北九州では「夜景」「路地裏」「産業遺産」「角打ち」などに着目したツアーを同NPOの他にも旅行代理店などが企画している。
フォーラム開催に向けて現在、現代アーティスト、地元劇団、クリエイターらと協力して、ツアー企画だけでなくまち歩き冊子づくりなど、準備が佳境に入った同NPO。事務局長の大内田奈津子さんは「さまざまな人が主人公になれるまち歩きは地域活性化の一つの手段。分科会では、まち歩きツアーを体験したい方だけでなく、地域のために何かやってみたいという方まで、いろいろな人が満足できる。北九州のまちと人の魅力を感じてほしい」と話す。
基調講演や分科会、ツアーでそれぞれ参加者を募集している。参加方法などはホームページで確認できる。