小倉・魚町の日本茶専門店「つじり」（北九州市小倉北区魚町3、TEL 093-521-3117）が3月26日、洋菓子店「FAVORI（ファボリ）」（小倉南区下曽根新町）とコラボで作る「合馬（おうま）の竹 抹茶バウムクーヘン」の販売を始めた。

「バウムクーヘンを斜めにカットすれば竹のよう」と辻史郎さん

　「バウムクーヘンを斜めにカットしたら竹に似ている」ことに気づいた同店マネジャー・辻史郎さんが、「北九州の名物『合馬の竹』をモチーフにしたものを作れないか」とファボリにコラボを持ち掛け実現した。開発は昨年5月にスタートしたが、「抹茶の退色を防ぐためにJAS規格で認められた京都宇治産の無農薬茶を使うこと」「お土産としての拡販を視野に入れるため無添加でありながら賞味期限を伸ばす工夫」などを重ね、製品化には約9カ月を要した。

　福岡県産業デザインアワードにも応募し入選を果たしたが、「北九州のおみやげの定番の地位を狙うためにも、パッケージなどまだ工夫が必要。今後さらにブラッシュアップしていく」と辻さん。月産300～400本の販売目標を「将来的には1000本程度売りたい」と意気込む。

　同店とファボリで販売し、価格は1本1,620円。同店では喫茶コーナーで「抹茶と抹茶バウムクーヘンキセット」（560円）としても提供する予定。