プレスリリース

茶の湯文化の町・福岡 令和6年11月3日(文化の日) 第56回 福岡市民大茶会 開催のお知らせ

リリース発行企業:一般社団法人お茶結びプロジェクト

情報提供:


第56回 福岡市民大茶会 概要

 福岡市茶道文化連盟では、広く市民の皆様に 茶の湯の魅力と醍醐味を楽しんでいただこうと、令和6年11月3日(日曜・文化の日)に 福岡市大濠公園の日本庭園茶会館・茶室、福岡市美術館 並びに 福岡縣護國神社境内において秋の恒例行事 福岡市民大茶会を開催いたします。
福岡市民大茶会とは
- 毎年、文化の日に開催される56年続く福岡市茶道文化連盟による秋の恒例行事
- 茶の湯文化の継承と普及を目指し、福岡市民どなたでも気軽に参加できるお茶会
- お抹茶の経験が全く初めての方、外国人の方、観光客の方、普段着のままでのご参加でも大歓迎
- 福岡市で活動する茶道八流会派 表千家・裏千家・南坊流・宗?衆流・大日本茶道学会・遠州流茶道・古儀茶道藪内流・表千家不白流による合同茶会
- 大濠公園 日本庭園茶会館、茶室・福岡市美術館・福岡縣護國神社境内、参集殿において同時開催
- お茶券を購入すれば、どちらの流派のお茶席にも自由にご参加いただけます


大濠公園 日本庭園

日本庭園 茶会館


日本庭園 茶室

福岡市美術館


福岡縣護國神社 参集殿

福岡縣護國神社 境内

第56回 福岡市民大茶会 開催概要

令和6年 茶席会場案内

※茶席の受付は各流会派の会場前に設置されます。茶券をご準備の上、会場受付にお越しください。
 各茶席には席数に限りがございますので、状況によってはご希望の流派の茶席にご案内出来ない場合もございます。あらかじめご了承ください。
会場案内図

令和6年度 会場案内図

お茶券のご予約・ご購入方法

茶券画像

(1)各流会派の茶友からの購入
 福岡市茶道連盟に加盟する8流会派の茶友から購入することが出来ます。
(2)ご予約
 10月1日より、電話&Eメールにて、茶券のご予約を承っております。枚数限定ですのでお早めにお申込みください。
(お申込先)
連盟事務局:徳安宗弓
Eメール:soukyu-senki@crux.ocn.ne.jp
電話:090-3233-8893
ご予約になったお茶券は、日本庭園正門前 総合受付及び護國神社境内案内所にて代金とお引替えいたします。
(3)当日券の販売
 当日も、日本庭園正門前 総合受付と護國神社境内の案内所、2か所の受付テントで、午前9時から先着順で茶券を一般販売いたします。無くなり次第受付を終了いたします。

日本庭園正門前 総合受付

護国神社境内 案内所

お好きな流派のお茶席に自由にご参加ください
茶席券でどちらの流派の茶席でも自由にご参加いただけます。毎年、多くの福岡市民の皆様にご参加いただいております。※各流派の茶席受付では茶券の販売は行っておりません。必ず当日券販売テント迄お越しください。


美味しいお抹茶と季節の和菓子をご用意しております。


立礼のお席でもお気軽にお楽しみいただけます。


護國神社境内には各流派の茶席が設置されます。


様々な流派による設えをお楽しみください。


お子様も茶道初心者の方もご参加ください。


多くの方々がお茶を楽しみに集まります。普段着でも構いません。


護国神社 境内にも各流派の特設茶席が設置されます。

 福岡市民大茶会は、大勢の皆様がお気軽に茶道にふれ、ご興味のある方なら誰でも茶の湯に親しんでいただける全国でも有数の合同茶会です。秋の茶の湯と、それぞれの流派による季節の設えをどうぞお楽しみください。福岡市民の皆様のご参加を心よりお待ちしております。
福岡市茶道文化連盟とは
 昭和48年から始めた茶の湯の活動を昭和61年に連盟として組織化し、茶道各流会派の相互親睦と茶道文化の普及を目的として次の基本方針に基づき活動を行っております。
1.福岡での茶道文化を継承し発展を図ります
2.茶道を通じて社会的な貢献を図ります
3.茶道の次世代を担う後継者の育成を図ります

加盟8流会派の紹介
■表千家
 千利休(1522~1591年)の茶の湯は、子孫にその道統が伝えられています。初代・千利休宗易、二代・少庵宗淳、三代・玄伯宗旦と続き、宗旦が隠居時に、四代・江岑宗左に屋敷、不審庵を継がせ、現代の表千家として伝わっております。これ以降、代々の家元には「宗左」の名を受けて侘茶の心を引き継いでおります。茶の湯は「美味しいお茶をもって、主客ともに楽しみ、心を通い合わせること」に意義があり、日々のお稽古を通してその古き心を学び、今日の生活に生かす道を求めることと考えております。
表千家
■裏千家
 裏千家家元は、千利休を始祖とする三代・千宗旦の第四子・仙叟千宗室の家系の十六代坐忘斎千宗室家元です。家元の指導方針に「茶の湯に出会う 日本に出会う」という教えがあります。十五代家元鵬雲斎大宗匠は、「一?陵からピースフルネスを」の理念のもと世界各地で活動を続けておられます。荘子の言葉「君子之交淡若水」から命名された茶道裏千家淡交会(昭和十五年結成)は、全国17地区、165支部・2支所が設置され、また海外にも、37ヵ国111か所に海外協会・出張所が組織されています。福岡市には博多支部と福岡支部があり、茶禅一味の精神を根本とし、地域と共に茶の湯文化をさらに豊かに育む活動を行っております。
裏千家
■南坊流
 南坊流は、黒田藩士立花実山を流祖とする流派です。泉州堺南宗時の南坊宗啓によって利休の茶道の真義を書き記したという南坊録に、元禄三年(1690年)立花実山が出会い、全七巻を書き写し、爾来十三年余の間、利休・宗啓の茶の道を探求して、その奥義を究めたと伝えられています。以来、その茶風は、黒田藩に広まり今日に至っています。南坊流の特徴は、自らの心の修養を目的とし、実山居士が示された「徒に華を追うことなく、自らの修行としての茶道、求道者として地道な研修を真義とし、清風自ら立つ」を旨とする茶道を目指しています。
福岡 南坊流
■宗?衆流
 宗?衆流は、江戸時代初期に活躍した茶人山田宗偏を流祖とする流儀です。宗?衆流の茶は、利休正伝、すなわち宗旦の質素簡明を第一とした精神を厳しく伝える真の侘茶です。宗偏は、千利休の孫である千宗旦に茶の湯を学び、宗旦四天王の一人として、今日庵、不審庵、力囲斉等の号を与えられ、師の推挙により三河城主小笠原忠知の茶頭となり、長い間、小笠原家に仕えました。小笠原家を辞した後も、江戸で茶道の普及、武家茶道に貢献し、赤穂義士討ち入りの際に、吉良邸で茶会を催していたことでも有名です。
茶道宗?衆流
■大日本茶道学会
 大日本茶道学会は、明治三十一年(1898年)、田中仙樵により創設されました。名称は、伝承されてきた数々の先人の茶道の精神性と技を近代的な環境に照らし合わせて研究・公開していくことで、後世に伝えていくことを目指した仙樵の理念に基づいています。大日本茶道学会では、一つ一つの意味を大切にしながら所作を行うことで、先人の伝えようとした心の原点を自分のものとし、実践できるようになることを一人一人の目標としています。総合芸術といえる日本伝統文化の茶道を地域の施設と連携して市民に啓蒙し、御縁を大切にしたいと願っています。今日、創立の精神に新しい風を吹き入れ、”アカデミックな香りのする”茶道流派として茶の湯の在り方を発信し続けております。
大日本茶道学会
■遠州流茶道
 遠州流茶道の神髄(奥義・本質)は、”綺麗さび?と称される茶道体系を430年前に創り上げたことです。わび・さびの精神に<美しさ・明るさ・豊かさ・みやび>を加え、品格のある客観的な美を表現したもので、「思いやり」「おもてなし」の心を大切にする今日の茶道の基礎となっています。流祖は、江戸初期の大名茶人で、徳川将軍家 茶道指南役、建築・作庭、和文化の総合芸術家としても活躍した小堀遠州公です。以来、日本を代表する格式ある大名茶道として現十三代小堀宗実家元に受け継がれ、洗練し昇華された魅力あふれる”綺麗さび・茶の湯の宇宙?を寸分違わず今に伝えています。稽古照今(古を考えて今に照らす)、先人が築き上げた伝統を正しく受け継ぎ、現代に活かし、新しい創造を加え、時代と共に発展していく茶道と、その心を育んでいきます。
遠州流茶道
■古儀茶道藪内流
 藪内流は、藪内剣仲紹智を初代として今日まで十四代にわたって続いている流派です。流祖剣仲は、武野紹鴎のもとで茶の湯を学び、利休とは紹?貎門下の兄弟弟子の間柄です。紹鴎没後は、利休からも教えを受けたといわれています。爾来、今日まで紹鴎より受け継いだ作法と、利休によって完成された作法を厳格に守り伝えてきており、故に、古儀茶道と称しております。書院の作法と、小間の作法を両様に兼ね備え、ゆったりとした大きな「武家点前」の動作が藪内流の特徴の一つです。第二代真翁が西本願寺の茶道師家として迎えられて以来西本願寺との深い関係が続いています。初代剣仲は、古田織部の妹を妻として迎えたことから織部との親交も深く、茶道についても織部の影響を少なからず受けており、茶室 燕庵(国重要文化財)を始め、多くの茶道具を譲り受け今日に伝わっております。「正直・清浄・礼和・質朴」を流儀の精神としています。
藪内家の茶
■表千家不白流
 表千家不白流は、川上不白を流祖として270余年の歴史を持ち、関東地区を中心に活動しています。江戸中期に京都中心であった茶の文化を江戸にも広めるべく、表千家七世如心斎が高弟の川上不白を江戸に向かわせた殊に始まります。以後、代々の宗匠が受け継ぎ、住居が江戸の浜町にあったことから”浜町派”と呼ばれ、明治・大正期には錚々たる文化人たちの集う茶の道場であったことでも知られています。江戸時代、各大名家との繋がりも深く、福岡においては久留米 有馬藩の茶頭を代々の宗匠が務め、武士階級のみならず一般市民にも茶の湯を伝え現在に至ります。一碗是道場。現在の家元八世宗順宗匠が大切にしている言葉の一つです。身も心も清め、澄み切った雲一つない青空のような気持ちで一服のお茶を点て、客をもてなす、主客ともに相和することによる茶の道を説いておられます。
表千家不白流
(加盟流派 順不同・令和六年現在)
茶の湯文化の町・福岡を目指して
 ここ博多の地では天正15年(1587年)に豊臣秀吉公が九州平定で筥崎宮に陣を張った折、同行の千利休に命じて催した箱崎海岸での”利休釜かけの松”と言われた茶会に、博多の豪商で著名な茶人の神屋宗旦が同席するなど、この頃から博多は茶の湯が大変盛んな土地柄でした。当連盟は「茶の湯文化の町・福岡」の発展を目指して、次の事業などを行っております。

- 毎年11月3日(文化の日)に 福岡市大濠公園の日本庭園茶会館  福岡市美術館 並びに 護国神社境内において福岡市民大茶会を開催し 毎年2,000名以上の市民の皆様に 茶の湯の魅力と醍醐味を楽しんでいただいています。
- 大濠公園日本庭園の茶会館では 毎月第3火曜日にどなたでも自由にご参加いただけるお茶席のご奉仕をしています。
- 各流会派では 年間を通し独自のお茶席を公共施設等で設けて 市民の皆様に茶の湯の楽しさと魅力の普及に鋭意努めています。


毎月の呈茶につきましては日本庭園ホームページをご覧ください。

大濠公園 日本庭園ホームページ
福岡市茶道文化連盟
 会 長 鎌田 迪貞
 副会長 西高辻 信良
 副会長 清原 宗皓
 副会長 長谷川 宗裕
令和6年度 賛助会員様のご紹介
拝郷敬仙 山田順子 安岡直喜 櫛田神社 株式会社サイコー舎 株式会社日本料理てら岡 福岡ギター教室六弦空間 藤本利久堂 株式会社如水庵 西村織物株式会社 代表取締役社長 西村聡一郎 茶道宗?衆流九州地区 有限会社みさきルームマネジメント 株式会社元祖鶏卵素麺松屋 バー・スモーク 株式会社 ティーアイプロジェクト 河野産業株式会社 代表取締役社長 河野武司 株式会社博多石焼大阪屋 一般社団法人お茶結びプロジェクト 株式会社大寿工務店 株式会社花村 花月堂寿永 株式会社千鳥屋本家 株式会社味の兵四郎 株式会社兵四郎ファーム(順不同・敬称略・令和6年10月)
本件に関するお問い合わせ先
福岡市茶道文化連盟 事務局
徳安宗弓
TEL:090-3233-8893
Email:soukyu-senki@crux.ocn.ne.jp

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