小倉南区のオーダー家具専門店「501ファニチャー」（北九州市小倉南区田原新町1、TEL 093-383-9433）で11月1日・2日、チェコ共和国在住の人形舞台美術作家・林由未さんの作品を紹介する「ペタオ・デザイン展」が開かれる。同店開業3周年に合わせたイベント。

　「ヨーロッパのものでありながらどこかオリエンタルな雰囲気も持ち合わせる」（同店の谷口直子さん）という素朴な木彫りの人形やお面、おもちゃなどを展示・販売する。

　林さんは2007年に渡欧し、人形劇が盛んなチェコ共和国を拠点に舞台美術や人形の創作活動を行っている。「公演にもよるが、劇終了後、人形と子どもたちが触れ合うことができる。そのときの笑顔に感動する」といい、「身近な日常で、子どもたちがもっと人形と触れ合えるように」、手作りの木彫り人形ブランド「ペタオ・デザイン」を立ち上げた。

　谷口さんは、チェコに留学した約5年前に林さんと知り合い、一緒に人形劇を製作し、旅公演を行ってきた。帰国後もチェコに住む林さんとは共同の創作活動を継続し、東欧や国内で「人形劇とも何ともつかない一人芝居」を上演してきた。

　「チェコの人形劇は子どものための娯楽にとどまらず、笑いや社会を風刺するエピソードが盛り込まれるなど、大人も一緒に楽しめる上質なエンターテインメント」といい、人形劇「赤ずきん」の上演や「操り人形作りワークショップ」も行う。

　開場時間は11時～18時。入場無料。スケジュールや参加方法はホームページで確認できる。