「第11回全日本回転寿司MVP選手権」が6月3日、「J:COM北九州芸術劇場」(北九州市小倉北区室町1)で開催された。主催は、一般社団法人日本回転寿司協会。
「北九州市すしの都賞」受賞者の林真吾さん(右)と冨吉友紀さん
全国の回転寿司職人が、切り出し、握り、巻物の技術や接客力を競う同大会。技術部門と演出部門の予選・決勝を経てMVPを決定する。今回は初の地方都市開催となり、「すしの都 北九州市」を全国に発信する機会として、福岡県立小倉商業高校の生徒も運営に参加した。会場には、回転寿司業界関係者含む北九州市民など約500人が集まった。
全国各地の予選会を経て、14社のよりすぐりの職人が壇上に立ち、決勝に進んだ6人の中から「すし清次郎 イオンモール新利府みなみ館」(宮城県)の赤松遼太さんが総合優勝を果たした。昨年の第10回大会では、赤松さんと同じ「すし清次郎」の黒沢司さんも優勝しており、同チェーンが連覇を達成した。
過去に予選落ちが2度続き、昨年も社内選考で出場を逃した経緯があるという赤松さんは「会社として2連覇を目指して頑張った。本当に自分が(MVPを)取ったのかまだ信じられない」と話す。難しい客を想定したコミュニケーション術を問われた決勝の「接客・パフォーマンス」では、会場内の笑いを取る余裕の話術を見せた。赤松さんは「日常的にお客さまとのコミュニケーションを積極的にとっていることで、落ち着いて本番に臨めた」と振り返る。
2位は「まぐろ問屋三浦三崎港 横浜ポルタ店」(神奈川県)の小田勲さん、3位は「金沢まいもん寿司京都ポルタ店」(京都府)の太田正人さんがそれぞれ受賞した。審査員特別賞は「廻転寿司平四郎 中間店」(中間市)の西颯也さん、「北九州市 すしの都」賞は「超グルメ回転すし武蔵丸 豊橋藤沢本店」(愛知県)の林真吾さんが受賞した。外国人職人による「第3回インターナショナルエキシビジョンマッチ」では、「独楽寿司 相模原橋本店」(神奈川県)のドゥシャーマン・マーリンダさんが優勝した。
共催した北九州市「すしの都課」主任の冨吉友紀さんは「この会場にふらっと訪れてくれた市民や、(回転すしに)興味を持ってくれた人がたくさん集まってくれたことに感謝している。職人の技術を磨く切磋琢磨やホスピタリティ、生産者の思いなどを伝えることができた」と笑顔を見せる。