「小倉昭和館」(北九州市小倉北区魚町4)で10月28日から、故・高倉健さんをしのぶ映画特集が行われる。
生前から高倉さんと交流があった館主の樋口智巳さんが、「故郷のヒーローであり、日本映画をけん引した健さんの特集を」と、これまで誕生日や命日に合わせ10回にわたって特集を組んできた。その都度、高倉さん本人や事務所には報告し、観覧客の感想などを伝えてきたという。
亡くなった2014年11月当時、高倉健さん出演映画のフィルム供給が配給会社から止められたが、偶然、直前に借り出していた「新幹線大爆破」は亡くなった直後に上映することができた。「お客さまから『健さんが昭和館を応援してくれているんだね』と声掛けされたことが強く印象に残っている」と樋口さん。
上映する映画のスケジュールは以下の通り。
10月28日~11月3日=「日本侠客伝 斬り込み」「昭和残侠伝 吼えろ唐獅子」、11月4日~10日=「新幹線大爆破」「網走番外地 吹雪の斗争」、11月11日~17日=「狼と豚と人間」「四十七人の刺客」。命日の11月10日の1本目と2本目の間の休憩時間で、「高倉さんが好んで飲んだコーヒーによる献杯」を行う予定。
観覧料は2本立て1,100円(11月1日は900円)。火曜休館。