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新米ママへ「頑張らない」解説書 北九州の子育て教室主宰者が新刊出版

「子育てフィロソフィー」を主宰する山本ユキコさん

「子育てフィロソフィー」を主宰する山本ユキコさん

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 北九州在住で、母親向けの心理学講座を主宰してきた山本ユキコさんが10月、新著「子どもが伸びる がんばらない子育て」を出版した。

【関連画像】本文中の一コマ

 山本さんによると「ネットの情報に翻弄(ほんろう)される、頑張り過ぎの新米ママへの解説書」で、自身による3冊目。家事育児の手を抜くことで罪悪感を持たないようにする気持ちの切り替え方や、イライラによるストレスを溜め込まない方法などを、ながさわゆみこさんによる漫画で楽しく紹介している。

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 九州大学人間環境学研究科を終了し、心理学博士として「脳科学と教育」を主軸とした研究職を10年経験した後、出産を機に子育て支援活動へと転身した山本さん。自身が主宰した子育て教室では延べ4000人を超える母親たちと対話してきた。

 「初めての子育てでは、ネットや本の情報をもとに完璧な子育てをしようと頑張り過ぎてしまいがち。完璧に育児をしようとして険しい表情になったママよりも、元気で心穏やかなママのほうが、子どもの発達にいい影響を及ぼす」と、母親支援を通じて得た知見を話す。

 「妊産婦の死亡原因の第1位は『自殺』によるもので、児童虐待数も増加している。きちんとした親を目指して頑張って挫折し、孤立して追い詰められた結果の悲劇と言える。それらの原因の一つが、母親に求める理想が高すぎる社会の存在」と説き、本を通じて「日本を、子育てする母親が人間として幸せになることを良しとする文化に変えたい」と期待を込める。

 価格は1,404円。全国の書店で販売中。