西小倉駅近くのテークアウト専門店「サンドイッチ研究所」(北九州市小倉北区室町2、TEL 070-5484-0503)を、占い師の「純蓬(じゅんほう)」さんが3代目店主として受け継いで3年が過ぎた。
「心療内科に勤務しカウンセリングなどを行っていた」という純蓬さんは「心が不安定な人は自らの本質に気づいていないことが多い。本質に気付けば生きるのが楽になるのでは」と思い、20年ほど前占いに興味を持ち、同店初代店主で四柱推命の師匠に出会ったことから「占い師」の道を目指した。
「初代店主は、本業の占いが忙しくなり2代目にバトンタッチした。2代目店主も都合が悪くなりやめざるを得なくなったときに、当時から2階で占い師をしていた自分に3代目の声が掛かり、3年前から占いの傍らサンドイッチを販売するようになった」と純蓬さん。
サンドイッチ店との兼業は「占いばかりしていると『気』が枯れる。おいしいものを提供することでお客さまが笑顔になり、自らの『気』のコントロールになる」と、新鮮な野菜や手作りハンバーグにこだわったサンドイッチを提供している。
近くに予備校が多いことから、受験生も多く訪れる。「かつては恋愛相談が多かったが、最近は『自分探し』をする若者や、将来の不安への相談が増えた気がする」と言う。「サンドイッチの販売は手間が掛かり利益もあまりないことから、周囲からは『やめたら』と言われることもあるが、以前アドバイスしたお客さまがサンドイッチ購入がてら報告に来てくれるので、やめられない」と笑みをこぼす。
サンドイッチは、「スパイシーハンバーグ」(480円)、「ローストビーフと玉子」(500円)、「アボカド」「スモークチキン」「パストラミ」(以上400円)など約20種をそろえる。占いの料金は、60分=5,000円(2人の場合1万円)。
営業時間は11時~15時ころ(食材がなくなり次第閉店、占いは予約で受け付ける)。