そば専門店の「手打ちそば せん」(北九州市門司区吉志3)が、「門司港 中央市場」から移転して4カ月が過ぎた。開業日は6月14日。
店主の藤巻圭司さんは約15年前、OA機器販売会社のSEからそば打ち職人に転身して、昭和レトロの雰囲気色濃い「中央市場」(門司区老松町)で開業した。「お客さまに、のんびりした時間を楽しんでもらいたい」と、移転先の古民家を探し続けていたといい、現在の物件に出合った。
店は、300坪の敷地に建つ築約50年の民家で、8畳の和室2部屋と洋間1部屋を客室にした。「お客さま一組ごとに一部屋に案内するので、(コロナ禍でも)安心して食事してもらえる」といい、現在まで長期間休業はすることなく営業を続けている。「前の店では来ることのなかった子連れ客も来ていただいている。場所を移転して客層がずいぶん広がった」とも。
提供するそばは、「のどごしの良さが特長の北海道産のそば粉で、毎日手打ちする二八そば」という。主なメニューは、ざるそば(600円)、「ぶっかけ掻(か)き揚げ」「ぶっかけ穴子天」(以上900円)、「厚切り鴨せいろ」「天ざるそば」(以上1,200円)、「天然車海老天ざるそば」(1,400円)など。「蕎麦プリン」(300円)や更科粉を寒天で固めた「凍子(とうし)」(200円)などのスイーツ、「ヱビスビール」「純米酒 真澄」「特別純米酒 猿喰」「同 美丈夫」(以上600円)などのアルコールも用意する。
営業時間は11時30分~15時、18時~21時。水曜定休。