うどん居酒屋「秋月」(北九州市小倉北区馬借2、TEL 093-512-1828)が3月、同店の人気メニュー「黒ごま担々鍋」の通信販売を始めた。
店主の時津雄大さんによると、「黒ごまの風味とぴりっとした辛さが特徴で、飲み会の締めなどに人気の定番メニュー」という。(コロナ禍で)宴会利用が減り、自宅でもこの味を楽しみたいという客のニーズに応じるために、うどんとだしに加えて豚肉やネギ、白菜などの野菜もセットにした。
「一般的にこういう商品で冷凍野菜がセットにされているものは少ない。保健所に足しげく通い、内容物や表示方法の指導を受けて実現した。民間の検査機関により細菌検査などを経て6カ月の消費期限を設定することもできた」と、約1年かけた開発経緯を振り返る。
「手間がかかったぶん、自分のノウハウとして蓄積できた。今後、ほかのメニューへの展開や販売の外部委託、(同様のコロナ禍で)大変な思いをしている他店への情報提供を通じて広めていきたい」と期待を込める。
価格は4,200円(2人前、送料別)。営業時間は11時30分~14時15分、17時30分~21時。日曜定休。