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八幡の演劇場「アイアンシアター」リニューアル-地元商店街と連携強化

「地方の公演ではなかなか見ることのできない豪華な組み合わせ」と制作を担当する谷瀬未紀さん。

「地方の公演ではなかなか見ることのできない豪華な組み合わせ」と制作を担当する谷瀬未紀さん。

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 八幡・枝光の「アイアンシアター」(北九州市八幡東区枝光本町)が8月、施設や運営体制を刷新し、こけら落とし第2弾として9月14日・15日、劇団大猫座による「歌譚 坂の上の家」を上演する。

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 同シアターは、元銀行として利用されていた建物を「光タクシー」(同)が4年前に劇場として改修し、在京劇団の公演や新劇団の登竜門として活用されてきたが、今回のリニューアルでは、劇場としての本来の機能強化や隣接する「枝光本町商店街」との連携、地元住民とのコミュニティー機能を強化する目的で、照明施設や客席の整備などを行い、運営体制も一新した。こけら落とし第1弾は、8月24日・25日、劇団黄色い自転車によってパントマイム、舞踊、人形劇の3部作「コン太」が行われた。

 「歌譚」とは、「歌がたくさん含まれたお芝居を意味する造語」(大猫座主催の大塚恵美子さん)で、「坂の上の家」は、プッチーニの歌曲で知られる「蝶々夫人」をベースにした「新作書きおろし」という。九州や山口で活動する音楽家の山根浩志さんや原田耕平さんが作曲・演奏し、歌唱指導はモチェオ久美(ソプラノ)さんが担当した。「地方の公演ではなかなか見ることのできない豪華な組み合わせ」と制作を担当する谷瀬未紀さん。

 「大猫座」としては旗揚げともなる今回の上演に関して「劇団活動を始めた20数年前のように、アイアンシアターは、そこを使う演者らが創意工夫で『劇場』に仕上げていく。かつてのような初心に帰るという意味で1回目の公演場所に選んだ」と大塚さん。「さらに町とのつながりを大事にするコンセプトにも共鳴する」とも。

 開演時間は、14日=14時30分・19時、15日=18時。観覧料は2,500円。チケット予約はメール(ohnekoza@gmail.com)で受け付ける。

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