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小倉・紫川の「屋形船」プレイベント-「紫川十橋」の魅力語る

昨年行われた「語り部屋形船」の模様

昨年行われた「語り部屋形船」の模様

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 3月29日・30日に予定する「紫川『語り部』屋形船」の開催に先駆け、3月24日、「水環境館」(北九州市小倉北区船場町)で「プレトークイベント」が行われた。

サプライズ登壇した末吉興一前北九州市長

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 「屋形船」は、紫川河畔の景観や架かる橋を、視点を変えて見ることで魅力を再発見することを目的に昨年初開催され、今年で2回目。船内で地元劇団俳優らが「語り部」として講談さながらの名調子でその魅力を披露する予定。プレトークでは、プロデューサー・冨田剛史さんと脚本・演出を担当する劇団「のこされ劇場≡」主宰の市原幹也さんが登壇し制作裏話などを披露した。「『もし時間が取れたら来てください』と軽くお願いしたら、本当に来られたので焦った」(冨田さん)と、末吉興一前北九州市長もサプライズ登壇した。

 末吉前市長は「橋を架けるには縦割りの役所内を横串で貫くような作業が伴った。文字通り行政部署にも橋を架けた」「パリのエッフェル塔も建設当時は不評だったが、時間の経過とともに評価は高まった。本当の評価は歴史がしてくれる」と当時への思いを振り返った。

 紫川に架かる橋のうち、末吉前市長が在任中に掲げた「北九州市ルネッサンス構想-マイタウン・マイリバー整備事業」で架けられた個性的なデザインの橋は「紫川十橋」と呼ばれている。「紫川にかかる、小倉にしかない『紫川十橋』は市民の宝。これを自慢するのは市民としての任務。当日はぜひ屋形船に乗って橋の魅力を感じてほしい」と呼び掛ける。

「屋形船」の開催日は3月29日・30日。船賃無料。運行時間などはホームページなどで確認できる。

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