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小倉のぬか炊き専門店が3周年-親子で受け継ぐ「40年以上のぬか床」

「父、母と受け継がれた40年以上のぬか床」で作るという大塚順子さん

「父、母と受け継がれた40年以上のぬか床」で作るという大塚順子さん

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 小倉のぬか炊き専門店「まいこのぬかだき」(北九州市小倉北区白銀2、TEL 093-931-9048)が4月、開業3周年を迎える。開業日は2010年4月22日。

ロゴやパッケージデザインを工夫した贈答用セット(2,220円~)

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 ぬか炊きは、サバやイワシをしょうゆやみりんで煮付け、煮汁にぬかを加えることで独特のうま味を出した小倉の郷土料理として、古くから地元で愛されている。「じんだ煮」とも呼ばれる。

 店主の大塚順子さんは、「父、母と受け継がれた40年以上のぬか床で作っている。総菜の一つとして選ばれるだけでなく、新しい販路も開拓したい」と、ブライダルギフトや贈答品のニーズに応じるためロゴやパッケージのデザインにこだわり、「女性が受け取って、うれしいとかかわいいと思っていただけるものにした」という。パッケージには「おいしい食べ方」を印刷したフライヤーを同梱(どうこん)し、リピーター定着への工夫もしている。

 当初はネットのみの販売だったが、「旧家をリノベーションして工房とした。拠点ができると、お客さまも定着してきた。イベントなどへの出店も積極的に行っている」といい、「経営はまだまだ厳しいが、徐々に安定してきた。さらに知名度を上げて行きたい」と抱負を話す。

 主な商品は「いわしのぬかだき」(大1,050円・中780円・小420円)、「さばのぬかだき」(大1,100円・中780円・小420円)、「ちりめんじゃこのぬかだき」(大1,050円・中630円・小300円)。ほかに「贈答用詰め合わせ」(2,220円~)なども用意する。

 営業時間は11時~18時。日曜~水曜定休。

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