西鉄バスが2月3日、北九州空港とJR朽網(くさみ)駅を自動運転バスで結ぶ「実証実験」を始めた。
経済産業省と国土交通省が行う「中型自動運転バスによる実証評価」事業者に選ばれた全国5社のうち、同社が先駆けて、「プレ実証評価」として小型自動運転バス(乗客定員10人)の運行を始めた。プレ実証以降は、中型自動運転バスを導入した実験に取り組む。
運行ルートは約10.5キロメートルで、緊急時に備えて運転士は乗車するが、ハンドル操作などは原則行わない。「道路幅が広く交通量も少ないため、走行環境の面で実験に適している」(広報担当者)という。
「バス運転士の不足」「利用者減少に伴う採算悪化」などの課題解消に向けたもので、「実験で得られた感想や課題などを蓄積し、今後の取り組みに生かす」とも。
現在、2月28日・29日のモニター乗客を募集している。