居酒屋「Butabarきれんじ家」(北九州市小倉北区馬借1)が7月22日、たい焼きの提供を始めた。
同店は、調理師専門学校の講師でもある店主の末永聡史さんが2012(平成24)年、カレーやハンバーグを主力とするランチ営業と「スペインバル」の二毛作営業で起業した。2015(平成27)年には、豚肉料理をメニューの中心に据え、店名も現在のものに改めリニューアルした。
末永さんは「イベント出店で伺う神社の宮司さんから『めでタイ焼き』という名称でたい焼きを作ってくれないかと相談された」と振り返る。「酔った夜中に『ポチッと』たい焼き機を購入してしまい、気が付いたら店に届いていた」。新型コロナ禍以降、グループ客向けの個室が稼働していないこともあり改修し、「タイ焼き工房」も新設した。
焼き型の火入れや具材の開発などに取り組んだ後、主力メニューである「キーマカレー」を使った「キーマチーズタイ焼き」や「ミートチーズタイ焼き」(以上250円)など、店の味を封じ込めた個性的なたい焼きを完成させた。ほかに「カスタード」や「あん」(以上130円)も。
「休業や営業時間短縮、メニュー変更、テークアウトメニューの開発などいろいろな策を講じた。またいつ『まん延防止等重点措置』が発出されるか分からない。生き延びるためにできることはいろいろする」(取材時)と意気込みを見せる。
「同じ時間帯でランチ営業も行っているので、希望の数の販売に応じられない場合があるかも」とも。
提供時間は10時~18時。日曜定休。