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北九州「ローカルクラウドファンディング」 まちづくり5案の支援呼び掛け

「まちはチームだ」と説いた渋谷健さん

「まちはチームだ」と説いた渋谷健さん

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 北九州芸術劇場(北九州市小倉北区室町1)で8月7日、「北九州ローカルクラウドファンディング」のキックオフイベント「ライブアクション」が行われ、約200人が参加した。

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 同ファンディングは、主宰者でコワーキングスペース「秘密基地」(京町2)代表の岡秀樹さんが、オノ・ヨーコさんの格言「ひとりで見る夢はただの夢、みんなで見る夢は現実になる」をテーマに掲げ、「北九州の町づくりに活かすアイデアを、地元の人たちから出資を募り実現させていく」という。

 ステージでは、地元演劇集団の「ブルーエゴナク」が、先輩会社員と後輩たちのコミュニケーションの齟齬(そご)をテーマにした寸劇を皮切りに、北九州青年会議所副理事長で「林田興産」(京町2)専務の林田直子さんや「九州IT&ITS利活用推進協議会」(事務局=福岡市中央区)事務局長の渋谷健さんが、全国の地方創生の現状や北九州市のポテンシャルなどを説いた。

 出資を募るプロジェクトは、北九州の高齢者の収入基盤づくりをめざす「R65コミュニティ ゴールド」や、地元飲食店のメニューをワンコインで楽しむスマホアプリ「北九州ワンコイン・ランチアプリ」など、5つの提案がされた。各プロジェクトへの出資は100円から受け付ける。

 来場者で、発表を見た20代の会社員は「北九州の人はシャイな人が多いが、こうした『アップル』や『TED』のような本格的なプレゼンテーションができることにおどろいた」と感想を話した。

 岡さんは「『ライブアクション』は今後も継続的に年3回程度行っていく。この場は市民の皆さんに開かれている。支援だけでなく、多くの人にステージ上でプレゼンテーションしてもらいたい」と期待を込める。

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