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八幡の商店街で「えだみつ演劇フェス」-地域住民を巻き込んだアートに

劇中音楽をイメージするためにデモンストレーション。

劇中音楽をイメージするためにデモンストレーション。

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 八幡の枝光本町商店街「アイアンシアター」(北九州市八幡東区枝光本町)で10月5日、「えだみつ演劇フェスティバル2011」が始まり、同日シアターカンパニー「Ort-d.d」(オルト・ディー・ディー)によるワークショップ「Re Happyプロジェクトin えだみつ」が行われた。

参加者はLED電球を思い思いの「音のイメージ」でデコレーションした。

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 ワークショップは、同カンパニーが上演する「子どものためのしあわせをさがすおしばい『銀河鉄道の夜』」の劇中で使われる照明の小道具を、出演する役者が近隣の住民と共に作るもの。照明スタッフの木藤歩(きとうあゆみ)さんは「文字を見て色を感じる人もいれば、色を見て匂いを感じる人もいる。演劇だけでなくそうした疑似体験もあわせて演劇をアートとして捉えてほしい」と話す。

 併せて、三島由紀夫原作「熱帯樹」も上演。「前半の『銀河鉄道の夜』は子どものためのピュアなしあわせ探し、後半の『熱帯樹』はおとなのゆがんだしあわせ探しを表現した」と演出を担当する倉迫康史さん。

 同フェスは11月27日までの期間、公募で選ばれた国内外6演劇団体が参加、それぞれが枝光地区に約1週間ずつ滞在し芝居を練り上げるプロジェクト。アイアンシアター芸術監督の市原幹也さんは「滞在中のアーティストと住民を巻き込んだプロジェクトにすることで、外出の機会が減った高齢者の方々にも『まちとのつながり』を意識してもらい、まちににぎわいを取り戻したい」と話す。

 「子どものためのしあわせをさがすおしばい『銀河鉄道の夜』」開演時間は10月7日19時。鑑賞料金は、高校生以上1,000円(中学生以下無料)。

 「熱帯樹」開演時間は、10月8日=18時、9日=16時。鑑賞料金は、一般=2,500円、大学生=1,500円、高校生以下=1,000円。

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