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小倉・馬島で海岸清掃 拾った「シーグラス」でワークショップも

前回清掃活動の模様。写真提供:池本真一さん

前回清掃活動の模様。写真提供:池本真一さん

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 響灘の沖合に浮かぶ離島「馬島」(北九州市小倉北区馬島)で来年1月24日、漂着ゴミを回収するボランティアイベント「水辺とふれあいプロジェクト」が行われる。主催は、路上の清掃などをするボランティアグループ「馬島清掃団」。

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 日本海沿岸は、大陸からの漂着ゴミが年間を通じて多く流れ着き社会問題となっている。以前から島の海岸でキャンプイベントを行っていたという同グループ事務局の池本真一さんは、「5年ほど前から、酸性の薬剤が残ったポリタンクや注射器などの医療器具が目立ち始めた」と話す。「行政に頼るのではなく自分たちの手でどうにかしなければ」と思いたち、3年前に同イベントを始めた。

 本年度は6月から始め、今回で5回目。古タイヤなどの重量物も回収し、毎回300キログラム程度、多い時は900キログラム回収したこともあるという。「近頃目立つのは発泡スチロールで、魚が餌と勘違いして食べてしまうケースが多い」とも。

 新たな取り組みとして、カレー専門店「瑠璃’sキッチン」(福岡市南区)協力の下、参加者にカレーを振る舞う。カレーには島の特産品の「アカモク」を具材として入れ、「島の漁業を活性化し6次産業化のきっかけにもなれば」とも。拾ったシーグラスでフォトフレームを飾るワークショップも行う予定。

 募集定員は40人。参加無料(別途渡船代が必要)。応募はメールで受け付ける。開催時間は9時~15時を予定。

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