3密を避けて新しい生活様式へ!

暮らす・働く

小倉の建築士「三密の見える化」動画公開 「安心につなげたい」

「三密の見える化」withコロナ時代に建築士が考えたこと

「三密の見える化」withコロナ時代に建築士が考えたこと

  •  
  •  

 建築家で「タムタムデザイン一級建築士事務所」(北九州市小倉北区京町2)社長・田村晟一朗さんが、政府が掲げる「三密」を理解しやすくする動画「三密の見える化」を制作し公開している。

計測モニターの導入などで利用者の安心を促す提案

 田村さんは、「多くの商業施設が休業する中、生活を送る上で欠かせない施設は営業を続けなければいけない。建築士として、一般の方にもわかりやすい『三密』の定義を示すことで、市民の不安を解消したい」と動画制作の切っ掛けを話す。

[広告]

 首相官邸や厚生労働省が掲げた「3つの密を避けましょう」では、「密接」には人と接する時は2メートル以上間を置くという数値的な目安が示されているが、「密閉」や「密集」に関しては具体例が広まっていないことに着目した動画となっている。

 田村さんによると、「厚生労働省が定めた『建築物衛生管理基準』では、有害物質や病原微生物が室内で停滞しやすくなる基準を二酸化炭素(CO2)濃度で示している。良好な室内環境はCO2が1000ppm以下」といい、施設へのCO2計測機器導入を促し、数値を超えたときの換気を勧めている。

 「密集」の安全基準として、「建築士が教科書として読む『新建築ノート』では、飲食店の密集基準を1人あたり1.7平方メートル以下となっていたが、コロナ禍のなかで人と人との距離を2メートル保つようにするには3.14平方メートル(空間の中では4平方メートル)必要」と割り出した。この数値を元に、会議室や飲食店における「密集率」の計算方法を示した。

 「三密の見える化を促進することで、いまも葛藤しながら営業を続ける事業者と利用者の安心判断につながるのでは」と期待を寄せる。

Stay at Home