日本酒の立ち飲み試飲や販売をする「角打ち・販売会 福岡の地酒一揆(いっき)」が12月28日、JR小倉駅改札前の「アミュプラザ東館」3階で始まった。
主催者で「林田酒店」(京町2)専務の林田直子さんは「コロナ禍以降、度重なる『禁酒令』で、飲食店や酒販店だけでなく酒蔵も苦境に立たされている。来春の蔵開き開催をためらっている蔵元も多い。日本酒の最大の販売機会である蔵開きが行われないと、需要が低迷し、せっかく定着し始めた人気に陰りが出てしまう」と話す。
「林龍平酒造場」(京都郡みやこ町)のほか、「溝上酒造」(八幡東区景勝町)の「天心」や「高橋酒店」(八女市)の「繁桝(しげます)」、「大賀酒造」(筑紫野市)の「玉出泉(たまいずみ)」など、福岡県内の地酒ブランドを多数並べる。
「急な寒波の来襲で、熱燗を求めるお客さまが多い」と林田さん。かん酒のほか、たる酒などの飲み比べも用意する。林田さんによると、「残心(三割磨き大吟醸)」「残心(純米大吟醸)」の「小倉城下町セット」(1,200円)、「喜びの絆(純米大吟醸)」「残心(純米吟醸)」の「戸畑大山笠セット」(1,000円)が人気という。
開催時間は10時30分~19時30分。12月30日まで。