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小倉城で「まごじ凧展」-北九州を代表する郷土玩具50点を展示

写真はまごじ凧/蝉

写真はまごじ凧/蝉

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 北九州を代表する郷土玩具の一つである和凧(だこ)「まごじ凧」の展示会が2月3日、小倉城(北九州市小倉北区城内2 、TEL 093-561-1210)4階市民の大広間で始まった。

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 「まごじ」とは、この凧を作り始めた先代の竹内孫次さんの名前に由来するもの。明治時代、孫次さんが幼少の頃、子どもたちは小刀一本で竹を削り自分たちの遊び道具の凧を作り、その形や性能を競って遊んだ。今でこそ、凧揚げは正月に遊ぶ玩具という印象があるが、当時は正月から5月ごろまで子どもたちに楽しまれていたという。孫次さんの作る凧は独特な形で面白いと珍重され、また、よく空に揚がると評判を呼んだという。

 まごじ凧の材料となる竹は北九州産の真竹と女竹を使用。「節が長くて竹の厚みが薄く、小刀で加工するのに適している」と先代を受け継ぐ技の達人、竹内義博さん。凧に張る和紙は八女の手すき和紙、凧糸は綿糸を用い伝統の技術で作られている。福岡県特産工芸品にも指定されており、鑑賞作品としても楽しまれている。

 会場では、まごじ凧を代表するセミの和凧をはじめ、干支(えと)の動物やかっぱ、おひなさまなどの作品約50点を展示している。

 営業時間は8時45分~21時。入場料は、大人 =350円、 中高生=200円、小学生=100円。今月28日まで。

 まこじ凧展は今月28日(月)まで。
会場=小倉城 4階市民の大広間
入場料=大人 ¥350 中高生 ¥200 小学生 ¥100
小倉北区城内2-1 問い合わせ 

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