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小倉・旦過市場で「人間関係苦手な大学生ユニット」が音楽ライブ

「ムンクの叫び」を模した告知のフライヤー。

「ムンクの叫び」を模した告知のフライヤー。

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 小倉・旦過市場の「大學堂」(北九州市小倉北区魚町4)で6月16日、「人見知りで人間関係が苦手」な学生2人によるライブ「不定愁訴(ふていしゅうそ)」が行われる。

ここで、「丼ご飯」(150円~)を購入して、市場の刺身などを乗せた「大学丼」を作ることができる。

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 「大學堂」は、北九州市立大学文学部人間関係学科のゼミ生を中心とした「九州フィールドワーク研究会」が主宰する社会調査実習のための施設で、2008年に開設。学生が旦過市場の人々との交流を通じて「大学のカリキュラムにとらわれないサロン形式の研究会」などを行っている。

 今回のライブは「普段は決して人前に出ない人見知りな『人間関係苦手学科』の2人、情緒不安定なサックス奏者『奥平優』と神経衰弱なピアニスト『ジロウ』が、その繊細な感受性を短調にのせ、旦過市場にメランコリックな異空間をつくる」と、同大学教授の竹川大介さん。

 「不定愁訴」とは、「いらいら」「頭が重い」「疲労感が取れない」などの症状はあるものの、原因を特定することができない状態を言い、人間関係のストレスが原因と診断されるケースが多い。「今回出演する2人はまさに人間関係に苦しむ学生だが、『不定愁訴』を乗り越えて人前で演奏する。多くの方に彼らを見守ってほしい」と竹川さん。

 開演時間は15時。入場無料。「苦学生なので投げ銭希望」とも。

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