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北九州のラーメン店主ら、児童養護施設でラーメン振る舞う-「自慢の味で笑顔を」

「時計台ラーメン」(小倉南区)の「味噌ラーメン」を提供した。'

「時計台ラーメン」(小倉南区)の「味噌ラーメン」を提供した。'

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 北九州市・遠賀地域・築豊地域のラーメン店13店から成るグループ「九州ラーメン連合 六倉会」が9月13日、若松区の児童養護施設「暁の鐘学園」(北九州市若松区小竹)を訪れ、入居児童らにラーメンを振る舞った。

「拓味亭」(小倉北区)が所有する調理トラックで「出前」。児童らは調理模様なども見学した。

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 「北九州ラーメンフェスティバル」などイベントを通じて知り合った店主たちが、「横のつながりや情報共有」を求めて発足した同会。各店共通のクーポン券の発行や、「全店を掲載した食べ歩きマップ」の作成、オリジナルT シャツを進呈する「ポイントカード」を発行するなど、独自の販促活動を展開する。

 「地域への貢献活動」として、門司港駅・小倉駅・西小倉駅の駅前清掃活動も毎月行ってきた。「児童養護施設への慰問は今回が初めてだが、こうした地域への貢献活動を通じて、メンバーの結束を高めることができる」と話すのは、代表で野菜ソムリエの白木浩二さん。「今後、北九市内の他の児童養護施設へも訪問を続けたい」という。

 2歳から18歳までの児童38人が入居している同施設。相談員の徳永哲也さんは「子どもたちがラーメン店へ訪れることはなかなかできない。こうしてわざわざ来ていただいて、出来たてを提供していただけるのは本当にありがたい。子どもたちもこの日を指折り数えて待っていた」と話す。「地域の方々が、こうした施設に目を向けてくれていることがうれしい」とも。

 17時ごろから調理が始まったラーメンのほかに、空揚げやかき氷も提供され、店主と児童たちの交流は約3時間にわたって続いた。

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