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北九州・黒崎でまちづくり団体がランチ情報マップ「黒めし」-53店取材

「黒崎の町で楽しく地域おこしをする大人の部活」をコンセプトに設立された「タウンドシップスクール」メンバー

「黒崎の町で楽しく地域おこしをする大人の部活」をコンセプトに設立された「タウンドシップスクール」メンバー

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 八幡西区・黒崎の中心市街地活性化を図る任意団体「タウンドシップスクール」は昨年12月から、同地区の「おすすめランチ情報」を掲載したマップ「安くて旨い黒崎の飯、略して黒めし」を配布している。

紙面で紹介された「がっつり食べたいならこれがおすすめ」という「金華亭の酢豚定食」(800円)

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 黒崎駅前から「黒崎カムズ名店街」「新天街」「ふれあい通り」一帯の、ランチを提供する53店を掲載した。昨年発行した「ランチマップ『ときめき編』」に続く「ソウルフード編」で、同団体「マップ部」のメンバーが薦める「黒崎っ子が慣れ親しんだ地元の味を特集した」と、リーダーの池本綾女さん。

 昨年、駅南部に「八幡西図書館」と「黒崎ひびしんホール」が相次いで開館したことを受け、黒崎駅とをつなぐ商店街に「シャッターで閉ざされている店が多く、ランチ情報を掲載して昼間の回遊性向上を図る」ことを目的に作成された。

 同団体は2011年、「黒崎の町で楽しく地域おこしをする大人の部活」をコンセプトに設立。現在「マップ部」と「合唱部」のメンバー約50人が活動している。マップ作成は昨年9月にスタートし、「まずコンセプトを固め、店を選び、2~3人のグループで食べ歩きながら原稿をまとめた。中にはかたくなに取材拒否をする店もあり苦労もあったが、まちを理解する良い活動にもなった」と池本さん。

 マップに掲載された「北京料理 金華亭」のおすすめ料理「酢豚定食」(800円)は、メンバーも「がっつり食べたいならこれが最適」と太鼓判を押す。同店は創業70年以上の中華の老舗で、「かつては、ここで披露宴を挙げるのが黒崎の主流」と言われたほどだという。現在は置物の陶器の猫や「熱血タイガースファン」の店主が集めたグッズがところ狭しと並び、時代を感じさせる内装にゆっくりと時が流れている。

 マップの体裁はA3サイズ。1万枚を印刷し、「井筒屋黒崎店」「八幡西図書館」「黒崎ひびしんホール」などで配布している。無料。

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